いつも刺激を頂く尊敬するグラフィックデザイナーの大先輩何名かいますが、その中のお一人は画家としての一面もお持ちです。画家としても多面性をお持ちで。その一面を切り取った個展にいってきました。もう一面の絵はアーチスティックで他に類を見ないものです。今回は少しだけデザイナー寄りの作品が展示されています。完成画はもちろん鉛筆でのデッサンなども展示されていてとても興味深い展示でしたので。ご紹介いたします
株式会社ピースモークアソシエーション
いつも刺激を頂く尊敬するグラフィックデザイナーの大先輩何名かいますが、その中のお一人は画家としての一面もお持ちです。画家としても多面性をお持ちで。その一面を切り取った個展にいってきました。もう一面の絵はアーチスティックで他に類を見ないものです。今回は少しだけデザイナー寄りの作品が展示されています。完成画はもちろん鉛筆でのデッサンなども展示されていてとても興味深い展示でしたので。ご紹介いたします
10年前に比べると、パソコンはどんどん使いやすくなり、高性能で低価格になってきました。以前はイラストレーターやフォトショップといった、ソフトウエア自体も比較的高額で、それを動かすパソコン=主にマッキントッシュも、ストレスなく動くものはそこそこのお金をかけないと手に入らないものでした。
アドビがクリエイティブ クラウド(adobe CC)発表以降は、毎月の利用料を支払う形式ということもあり、比較的気楽にソフトの導入ができるようになってきたと思われます。ソフトを動かすパソコンも、ウインドウズであれば5万円程度のものでもスムーズに作業することができ、小さな企業でもチラシなどを内製化する動きも出ています。
印刷屋さんに全て任せていたけど、名刺などはフォーマットができていれば部署や役職、氏名を変更する程度。そのくらいは自分たちでやろう!と思っても、素人ではどうも・・・という方々も多いのが現状のようです。
私たちも名刺のデザインなどを依頼されることも多いのですが、最近ではひとつフォーマット作ってお渡ししてしまいます。新しい人の名刺や移動や昇格による部署・役職の変更などは簡単にできますので、コストカットがしやすい部分だと思います。
最近では(クオリティの違いこそあれ)、安価でできるインターネットでの名刺印刷を念頭に置いた、名刺のレイアウトの注意点を挙げておこうと思います。
名刺は基本サイズですと 縦長[高さ91mm 幅55mm]。一般的なインターネットで印刷を請ける印刷屋さんは、ほぼこの「定型」を使っています。変形サイズは別料金で対応するところもありますが、今日は王道サイズで制作をします。
イラストレータを立ち上げ、新規ファイルを作成します。この時に、「新規ドキュメントファイル」の欄で 「プリント」を選んでおく。この場合はA4サイズになりますので、縦向きでも横向きでもOKです。
新規ファイルは「名刺」などという名前で保存をし、今度は名刺サイズの設定です。
イラストレーター左側のメニューから「長方形ツール」を選択し、アートボード(作業画面)の真ん中あたりでワンクリックすると、長方形のサイズを設定する画面が出てきます。
今回は横向き、91mmX55mmでの設定。OKをすると指定したサイズの長方形が出来上がります。
この写真では便宜上「グレーの塗り」を指定して見やすくしています。この際、「線」は無しにしておかないと、この次の「ガイド」作成で若干の誤差が出るので、必ず「線」は無しにしておきましょう。
ガイドは「見た目は線がでているけど、印刷時にはプリントされない」もので、オブジェクトを整列したり印刷範囲を明確にするために利用します。
ここでは「実際の名刺サイズ」のガイドを引くことになります。
ガイドを作成するためには、先に作った長方形を選択した状態で、上部メニューの「表示」をクリックすると出てくるメニューの「ガイド」にマウスを乗せると出てくる「ガイドを作成」を選択します。
そうすると、先に作った長方形がガイドラインになります。
ここで作ったガイドが「名刺の実寸サイズ」となりますが、名刺などの印刷物を制作する場合は、「塗り足し」と「文字切れ」を考慮して別のガイドも作る必要があります。
上記を踏まえて、はじめに作ったガイドを元にして、塗り足し文字切れ用のガイドを制作します。
最初に作ったガイドのコピーをとり、3ミリ小さなガイドに変更します。
CtrlキープラスC でコピーをし、Ctrlキープラス F で、「前面に貼り付け」をします。新しく出来たガイドが選択された状態で、メニューバー上部の「変形」をクリックすると出てくるのがこの画像。
ひとつ目は3ミリ大きく(91mmなら3ミリ=左右で6ミリ大きくなって96ミリ) ふたつ目は同様の操作のあと、3ミリ縮小させます。
中心点は移動せずに、ガイド3点が動かなくなるように「ロック」をします。
最上部のメニュー 表示>ガイド>ロック
断ち落としのラインがあり、3ミリ大きく・小さくなったガイドが配置されていると思われます。
ガイドが作成されました。
トリムマークも印刷屋さんが裁断をする際の重要なものです。
これもイラストレータの便利な機能があります。
最上部のメニュー 効果>トリムマーク をクリックするだけで表示されます。
ガイドとトリムマークを作成したら、通常はこのレイヤーをロックしてしまいます。ロックすることで動いてしまうことを気にせずに作業をすることが可能です。
文字を入力していきますが、その際ガイドが役立ちます。一番内側のガイドにかからないように文字を配置します。このことによって、文字が裁断の誤差によって切れてしまうことを防ぐことになります。
同様に「塗り足し」はベタ塗りしたいところに余白(用紙の色)が出てしまうことを防ぎます。
名刺の端まで色が塗られているデザインにする場合は、一番外側のガイドの部分まで色を敷き詰めます。
ガイドラインは余白を作ったり、不要な余白を作らないためにあるということになります。
印刷やさんに入稿する(原稿を送る)前に、必ずしなければならないのが「文字データのアウトライン化」です。パソコンに入っているフォントは異なるのが普通です。ですので、文字データは全てアウトライン化して、ひとつのオブジェクトとしておかなければなりません。
最上部メニュー 書式>アウトラインを作成
アウトライン化は必ず行いましょう。
画像名刺に配置する時には、その解像度にも気にかけましょう。通常印刷物では300dpi-400dpiで配置するのが印刷用画像の解像度。印刷用デザインをする場合、私は通常350dpiの画像を利用しています。
実際の入稿の際は、印刷やさんで使用をしている「フォーマット」があり、準備しているもの指定フォーマットでで作成しましょう。
名刺作成ソフトに頼らず、社内での名刺デザイン・制作をする際に一部でもご参考になれば幸いです。
デザイナーでイラストを描く方もいらっしゃいますが、基本的にはデザイナーがイラストレーターに発注してデザインを仕上げていくケースが多いのではないでしょうか。
デザイン優先ですので、デザイナーの要望をくみとり、その広告・印刷物・ウェブサイトにあったイラストを仕上げるのがイラストレーターの仕事なのは言うまでもありません。
ですが、2012年に個展を開いた名取あきさんが参加された、イラストレーターとデザイナーが2人一組になって10組程度の作品が展示されるグループ展「ポスターを描くVol.4」を見て、イラストレーターをプロデュースするデザイナーが、しっかりと個性を理解してコンセプトを作っていけば、イラストもさらに素晴らしい出来栄えになるということを痛感したイベントでした。
芸術とデザインというタイトルの前回の投稿に続いて、今回も気になる展示に行ってきましたのでご報告です。
グループ展「ポスターを描くVol.4」はプロとして活躍するひと、専業としてではなく兼業でデザイン・イラストを描かれている方など、様々な方々の作品を一同に見ることが出来る、とても良い機会でした。
10点あまりの作品があり、コンセプトの書かれたボードと作者の名刺。それぞれが素晴らしいクオリティのイラストをポスターに仕上げていました。
知人と言うひいき目を差し引いても、名取あきさんのポスターはひときわ目を引くものがあったと思います。
まず第一に、以前の個展の時の作品より、今回のポスターの完成度がずいぶん上がっている気がしました。元々あったイラストにコピーを載せトリミングをして、そのイラストの良い点をより際立たせる作業が、優秀なデザイナーによって施されたのは言うまでもありません。
無論、素晴らしいイラストを描いたイラストレーターの才能があったからですが、名取さんのイラストはとても表情豊かですが、その中心には必ずやさしい目がある気がします。デザイナーさんもそこに気がつき、たくさんの作品を登場させるのではなく、ひとつの作品をしっかり大きく・目を見てもらえるような配置をしていると思います。
具体的施策(の一部)は
ということでしょうか。
デザイナーとイラストレーターの信頼関係が生んだ、素晴らしいポスターだったように思います。
そんな名取さんは、2014年秋に個展を開かれるようです。
今後の活躍を応援していますが、私もいつか個性的なイラストレーターさんと、こんないい仕事をしてみたいと思いました。
お花見の季節ですが、なかなかチャンスに恵まれません。昨年は上野に行ったついでに上野公園を通って花見気分を味わい、今日は砧公園を「通って」花見気分を味わってきました。
忙しいことは、私たち小さな会社によってとてもありがたいことで、とても充実感があります。お客様の事業がどんどん成長していく様子を見ているのも嬉しいものです。
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今日は上野で打ち合わせがあり、その帰り道上野公園に寄ってきました。
花見のシーズンに上野に行くのは初めてで、こんなに凄い事になっているとは知りませんでした。ちょっとした隙間を見つけてワンカップのお酒とさきいかで一緒に行った知人と乾杯。
隣にいたカナダ人が話しかけてきて「日本人は穏やかで騒がないのに、昼間から酒飲んで大騒ぎして乾杯しまくる。びっくりだな~」と。
日本人もびっくりです。
自宅の近くにもたくさん桜が咲いているのですが、その近くにお蕎麦屋さんがあります。上野ほどではないのですがちょっとだけ人出があり、夕方から忙しくなるようです。そのお蕎麦屋さんに駅で偶然会い、「夏用のメニューを作りたいので、またお願いします」とご依頼がありました。
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